グリログ

2015年~ジョホールバルでの海外生活での妊娠、海外出産、産褥ナニー、日々思うことあれこれ綴ります

え!?効かないって…出産レポ②☆

1歳前にして壮絶なイヤイヤ癇癪泣きが始まりまして…中々書けずにいました(ToT)

 

前回は破水させられ陣痛の痛みに耐えられなくなってきたお話。

では続き、いってみよー!

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ビビるくらい痛くなり、早く麻酔医!と願った夜9時半頃。

あまりに痛くて、「麻酔医は!?」と叫びまくると… 

 

「SORRY…緊急オペが入ってて麻酔医そっちに言ってるんだ、終わり次第くるよ」

 

(TOT)

 

どうやら脳の緊張オペが入ったらしくすぐには来れないと。

 

もう痛くて痛くて。

とりあえず笑気ガス(口にパコってはめるやつ)吸っていいから!と手渡される。

痛くなったら吸ってとのこと。

しかしこの笑気ガス、麻酔というより意識をフワフワさせるだけのものだから速効性はない。

「laughing gasだから楽しい気分になるでしょ!どんどん吸って!」

なんて言われても、全く私の痛みをそらせない。

 

そうこうしているうちに、

夜10時30分頃、派手なバンダナ巻いた麻酔医が走って登場!!

 

神様っ!

 

挨拶もそこそこに、早速鼓膜外麻酔にとりかかる。

 

陣痛来てないタイミングで、背中を丸めて座って(←ケッコー辛い)

鼓膜外にブスッと管を通す。

 

痛いと聞いてたけど、陣痛のほうが遥かに痛いから何とも思わず。

 

背中からスーっと冷たい感覚が。

麻酔入ったのかな?

これで痛みから解放!?

 

と思いきや…

 

「足上げて」

「上がる?重い?」

とかナースが聞いてくる。

 

私もよくわからず、、しかし何だかまだ感覚がある。

 

私「足の感覚まだあるんだけど、、」

ナース「10分くらいしたら効いてくるわよ」

 

痛い!!!

 

また陣痛の波がきた。

えっ麻酔入れてるのに!?

 

パニックに陥り、必死に麻酔医に訴える。

 

即座にMAXまで麻酔を入れてもらうも全く効かず。

とにかく痛い。何も変わらない。

おかしい、なんで!!!!!!

 

麻酔医「今できることはここまでしかない、すぐに麻酔の量も増やせない。ちょっとこれでがんばってくれ…」

 

と言葉を残しまた緊張オペに行ってしまった…

 

絶望。

ええええええ!!痛いよぉ。

 

この瞬間なんで私はマレーシアで出産してるんだろうかと疑問が浮かんだ…

無痛分娩は…??

 

とにかく痛くて、三人のナースの腕を握ったり(爪立てたかも…)もう死にそうになってた…

 

 

何時だろうか、、おそらく深夜一時頃、

また麻酔医が走ってきた。

 

麻酔医「ミス、申し訳無いが、もしよかったら腰に注射させてくれないか?効く確率は少ないがもしかしたら痛みが和らぐかもしれない」

私「何でもいいから早くやってーーー!」

 

腰におそらく局部麻酔をブスッ。

 

しかしこれもまた効かず。

 

麻酔医も「…痛みが勝ってるんだ、、もうこれ以上はどうしようもできない」

 

と言葉を残していきました。

 

もう痛いも何も体がちぎれそうな感じで、

この時から「何が何でも産んでやる!早く産んでやるーー!」という気持ちに変わっていきました。

 

痛みがきたら、笑気ガスを吸って。

 

「take a deep breath.... Let it go.... 」

 

ナースのこの掛け声に集中して。

 

夜中三時頃、

中々子宮口も全開にならず、とにかく痛くてどんどん体力消耗し、陣痛の合間の1分とかでフワッと寝そうになりました。

 

ナースには「この子体力がなくなってきてるわ…とりあえずお水飲みなさい」と言われ。

 

先が見えない苦しみ。

 

そんな中でもナース達は

「あなたは強い母よ、もうすでに強い母よ、大丈夫よ。もうすぐ会えるからね!」

と何度も何度も励ましてくれました。

 

しかし痛みには抗えず

私「もう早くドクター来てよぉぉぉ」

と叫ぶ私。

 

ちなみに、痛い=painという言葉はナース達に周知してたのでみんなすぐにわかってくれる。笑

 

午前四時前…

 

ドアがバーーンと開いて、ようやくドクター登場!!!

 

長くなるので続きます。